1. JAや政府系をメインにお金を借りられます

農家の方がお金を借りる場合、今後の農業経営拡大のためにお金を借りるのか?

個人的にマイホームやマイカー購入のためにお金を借りるか?など用途によって金融機関が別けられてきます。

 

まず、農業経営のためにお金を借りる場合、民間金融機関にはそのノウハウがないため、JA(農業協同組合)や、日本政策金融公庫(政府系金融機関)が、その役割を担うことになります。

 

① JA全農(全国農業協同組合連合会)

 

HP: http://www.zennoh.or.jp/

 

② 日本政策金融公庫(略称:日本公庫)

 

HP: https://www.jfc.go.jp/

 

個人で農家をやっている方は、農業で得た収入から経費を差し引いた金額を、農業所得として確定申告しなければなりません。

 

従って、JAや日本政策金融公庫は、過去3年分の確定申告書類などを参考に、農業経営に必要な資金を融資できるか判断します。

 

また運転資金以外に、農業機械の購入費用も必要になってくると思います。

農業機械は特殊用途なため、生産台数が少なく価格が高いのが難点ですが、JAや日本政策金融公庫であれば、それらの融資に慣れているため、適切に判断してくれるでしょう。

 

一方で、住宅ローンやマイカーローンになると、個人の農家は個人事業主と同じ扱いになります。

ですので、基本的にはどの金融機関であってもお金を借りられます。

 

ただし、農家の経営安定のためにJAが設立された経緯や、農家とJAとの結びつきはかなり強いことから、これら農業以外のローンもJAで融資することが多いです。

この場合も、過去3年分の確定申告書類などを参考に融資判断がなされます。

 

個人の農家も1人の個人事業主と考えると、分かりやすいと思います。

2. 農家の人はカードローンで借りれるの?

まずは農家の方でも、キャシングやカードローンでお金を借りれるか?

というと。。。

 

もちろん可能です。

 

ただし、使用目的が生活費ならほとんどの金融機関で借入できますが、それが事業資金が目的となると話は別です。

 

今回の使用目的は、新しい農業機械や農業設備を整えるための事業資金ということですので、借入可能な金融機関は限られます。

 

三菱東京UFJ銀行をはじめとする銀行系の個人向けカードローンは事業性資金として使えないとの注意書きがあるからです。

 

その点、プロミスアコムといったノンバンクの事業者向けカードローンなら事業資金として利用できます。

こうした事業者向けカードローンは、総量規制対象外となっていますので、年収の3分の1以上借りることも可能です。

 

事業者向けカードローンの申込みでは、通常の申込みと同じように本人確認できる書類の他、確定申告書や収入内訳書などの書類も必要です。

金融機関によって必要書類が違ってきますので、確認しておくことが大切です。

 

この他、都道府県で行っている農業近代化資金(のうぎょうきんだいかしきん)という制度を利用する方法もあります。

 

③ JAバンク 農業近代化資金

 

HP: http://www.jabank.org/loan/nougyo/kindaika/

 

ただし、この農業近代化資金の利用対象者となるには、一定の条件を満たす必要があります。

この資金の使い道は幅広く設定されています。

 

農機具の取得や改良、農業経営の規模の拡大などの他、生産方式や経営管理を合理化・改善のための長期運転資金としても利用できるので、目的に応じた借入が可能です。

都道府県のHPでも確認できますし、JAバンクの窓口でも案内していますので、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

3. 農業近代化資金について詳しく教えて!

農業近代化資金は、農協などから融資を受ける際に国や都道府県が利子を補うことで、長期間低金利で借り入れすることができる制度です。

 

しかし、これを利用するにはかなり厳しい条件があります。

【チェック】農業近代化資金の融資条件

・年収200万円以上、そのうち農業での利益が半分以上ある事

・経営者もしくは家族に「16歳以上65歳未満」の農業従事者がいる事

・60歳以上の経営者は、跡継ぎもしくは将来そうなる存在がいること

・きちんと帳簿を付けている事(収入証明になるレベルで管理している事)

おそらく多くの農家で厳しいと思われる条件が、跡継ぎと16歳以上65歳未満の農業従事者です。

 

単純にどちらも満たすのであれば、経営者の子供が一番簡単ではあります。

 

しかし、現状として子供に農家を継がせたいと思う親は少なくなっていて、また子供も積極的に継ぎたいとは思っていない現実があります。

理由も簡単、純粋に農家だけで生活していくには厳しいからです。

 

田舎では、畑を潰してコンビニに建て替えるという事例は珍しくありません。

 

他にも、JAバンクや市町村の制度で借りられる所もあります。

しかし結局審査は年収が重視されるので、借りられるだけの稼ぎが必要なのはどの方法でも変わりません。

 

農家に限らず、自営業区分でお金を借りる方はリスクとリターンを冷静に考えてから決断してください。

 

借りられたからといって何とかなる訳でもなく、また借りられなかったからといって先が無い訳でもないのです。

 

尚、農業近代化資金については各都道府県によって貸付条件が違うことがありますので一度ホームページを確認してください。

 

わからないことがあれば農林振興センター(のうりんしんこうせんたー)に直接問い合わせてみると詳しく教えてもらえます。

 

④ 農林振興センター

一例・東京都農業振興事務所

HP: http://www.agri.metro.tokyo.jp/

 

また市町村役場などでも農業資金担当課(のうぎょうしきんたんとうか)で説明を受けることができます。

 

⑤ 農林水産省 

農業制度資金のご案内 – 農林水産省

HP: www.maff.go.jp/tokai/keiei/shien/shikin/attach/pdf/index-1.pdf

 

さらに、お住まいの地域のJAでも対応してもらえますよ。

4. 農家ならJAバンクで融資を受けるべし!

農家の方が融資を受ける方法として、銀行のローン商材や消費者金融の自営者ローンという選択を思い浮かびますが、JAバンクの農業融資を利用することがおすすめです。

 

そもそも、銀行ローンの場合でフリーローンでも年利7~10%、大手消費者金融の自営者ローンでも年利6.3%~17.8%かつ融資額が300万円までとなります。

この金額では、農業機械や農業設備の購入費用には届かないこともあるでしょう。

 

しかし、JAバンクの農業融資であれば、『認定農業者』や『認定新規就農者』だけでなく、一定条件を満たす方なら融資を受けられることとなります。

 

特に『JA農機ハウスローン』ならJA会員であり、農業を営んでいれば利用することができ、農機具の購入、パイプハウスの資材および建設費用、発電・蓄電設備の購入資金、そして格納庫建設資金に利用でき、農業に必要なものを揃えることが出来ます。

 

⑥ JA農機ハウスローン

 

HP: http://www.jabank.org/loan/nougyo/houseloan/

 

最近では、アグリマイティー資金もあり、農作物を育成し販売するだけでなく、農産物の加工・流通・販売に必要な資金を調達することもでき、農家のビジネスチャンスを広げるものとなっています。

 

基本的に銀行や大手消費者の場合、無担保・保証人無しのローン商材となり、金利が高く、収入が安定していなければ、高い融資を受けられません。

しかしJAの場合は農業関連であれば、しっかりと目的を精査した上で適切や融資を受けることが出来ます。

 

農家の方は、JAに加入しているのであれば、JAバンクを活用する方がより確実性の高い融資を期待することが出来るでしょう。

5. 農業機械や農業設備の大口融資を受けたい

あくまで農家として設備などの購入に使うなら、まずは農業信用基金協会(のうぎょうしんようききんきょうかい)に相談するのがいいかと思います。

各県に1機関設置されており、近くの農協で相談できます。

 

⑦ 農業信用基金協会

一例・東京都農業信用基金協会

HP: http://afatk.jatokyo.or.jp/

 

最後に、日本政策金融公庫でも「スーパーL資金」というのがあります。

ただし、経営改善資金計画を作成し、市町村を事務局とする特別融資制度推進会議の認定を受けた事業に限られるので、きちんとした準備が必要です。

 

個人なら3億円(特認6億円)まで融資が受けられます。

担保・保証人などもろもろなことは面談したうえで決まるので、本当に熱意をもって仕事に取り組みたいなら、一番お勧めです。

 

⑧ 日本公庫スーパーL資金

日本政策金融公庫農林水産事業

HP: https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/a_30.html

 

ただし、この二つは審査に通らない場合も多いです。

それでも、まずは挑戦してみることをお勧めします。

 

とにかく行動に移してみましょう。意外と何とかなるかも知れませんよ。

お読みいただき、ありがとうございました。